こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
2018年1月26日にコインチェックのNEM流出事件が起きてからユーザーのアカウントは全て凍結されしばらく日本円を含む資産を動かせなくなりました。
その後少しずつサービスが再開していき、NEMも補償され、4月にはコインチェックはマネックスグループの完全子会社になることが決定しました。
その後サービスの完全な再開は来月か来月かと言われながら9月現在サービスはまだ完全に再開していないまま、Zaifで70億円にのぼる仮想通貨が流出しました。
これがコインチェックのサービス完全再開にどう影響するかは分かりませんが、良い影響は無いでしょう。
私はコインチェックのNEM流出事件が起きる直前にNEMをNEM NANO WALLETに移していたので被害は限定的でした。
しかしNEMは移動していたものの他の仮想通貨はコインチェックのアカウントに入ったままでしたので資産の凍結を経験しました。
自分の資産が凍結されているとなるとコインチェックの一挙手一投足がきになるものです。
全てではありませんが、重要な公表があった際には本サイトに公表内容とそれに対する考察を記事にしていました。
Zaifの流出事件もありコインチェックはの完全復活はもしかしたらもう少し先になるかもしれません。
このタイミングでコインチェックの流出事件当日からコインチェックがマネックスグループの参加に入るまでの記事を時系列で本記事にまとめます。
資産凍結されている本人がコインチェックの公表に何を思っていたのか、特にZaifで被害に遭われた方の参考になれば幸いです。
※本記事は2月14日の記事に追記する形で1/26から5/18までの記事をまとめています。
【1月26日】Coincheckで約580億円分の仮想通貨NEMが盗難
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
1月27日23:30過ぎにに仮想通貨取引所Coincheckが580億円分のNEM(XEM)が不正に引き出されたとして記者会見を開きました。
私も仮想通貨資産の15%ほどをCoincheckに預けたままで、記者会見を興味深くみていました。
結局記者会見は要約すると「何も分からないことが分かりました」というような内容で明日の朝どうなっているかは誰にも分かりません。
記者会見中にみるみる下がると思ったNEMの価格は最後に微妙に上がりました。
おそらくはNEMに問題があるわけではなく、Coincheckのセキュリティに問題があると市場に判断されたためではないかと推測されます。
ではCoincheckに仮想通貨や現金を預けている人はどうなるのでしょうか。
コインチェックに現金、仮想通貨資産を預けている人が何ができるのかについて考えてみました。
現状コインチェックに仮想通貨と現金の資産を預けている人は、別の場所に資産を移そうとしていますが、送金や出金が反映されていないようです。
残念ながらコインチェックにある資産を防衛する方法は今の所見つかっておらず、静観する他ありません。
今考えられる対策
- もしコインチェックに預けている仮想通貨の移動が可能となったらハードウォレットに移動させる
- 今他の仮想通貨取引所で持っている仮想通貨はハードウォレット に移動させる
- 今後仮想通貨を買う場合は、仮想通貨を購入したらすぐにハードウォレット に移す
要は仮想通貨を保有したらぐにハードウォレットに移しましょう、ということです。
今持っている仮想通貨や次から仮想通貨を持っている方は購入した仮想通貨はハードウォレットなど信頼性の高いウォレットに保管することを徹底させましょう。
どうかパニックにならず、と言っても自分の資産が減るというのは相当精神的ダメージが大きいとは思います。
ハードウォレットを導入しよう
でも明日にはそこから精神が回復しているかもしれません。
その時にはハードウォレットを導入することを考えてみてください。
恐らくは1月27日からハードウォレット の注文が殺到すると思われます。
なるべく早めにハードウォレット の注文だけでもしておくことをオススメします。
それがサイト管理人が思いつく最良の方法です。
ウォレットって詳しく分からないという方はこちらの記事をどうぞ。
皆さんと私の資産が無事でありますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【1月28日】Coincheckから送金して着金しない場合のキャンセル方法
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
不正アクセスによりNEMがCoincheckより盗難された事件から丸一日が経過。
1月28日の12:40分にCoincheckより新たなお知らせがありました。
要約すると、CoincheckにNEMを預けていた人全員に88.549円×NEM保有数を補償します、とのことです。
詳細はこちらからご確認ください。
不正に送金された仮想通貨NEMの保有者に対する補償方針について | コインチェック株式会社 https://t.co/acsKtdb2dN
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 27, 2018
最悪Coincheckに預けている仮想通貨と日本円の資産は全て失うことを覚悟していたので、事件の翌日にグッドニュースが聞けて良かったと思っています。
価格の算出については、CoincheckでNEMが出金停止になってから上記のお知らせが配信された期間の加重平均とのこと。
コインチェックに預けているNEM以外の仮想通貨と日本円
さて私が気になっているのはコインチェックに預けている他の仮想通貨と日本円の行方。
今現在は出金や送金ができない状態が続いています。
NEMは補償しますが他の仮想通貨と日本円は返せません、ということにはならないと思うので、おそらくそのうち出金と送金ができるようになるのであろうと私は楽観視しています。
試しにBitcoinCash(BCH)を送ってみましたがCoincheckで送金処理が完了されませんでした。
2018年1月28日11:45現在は送金できないようです。
送金処理を行った後にCoincheckから送金申請を行った旨がメールで連絡が来ますが、これ以降送金処理が進みません。
取引履歴を確認すると「まだ送金されていません」と表示されます。
ずっとこの状態なのも気持ち悪いので送金をキャンセルしておきました。
「Coincheckから送金操作を行ったけど、着金が確認できない・・・。」という方のために送金状態の確認と、仮想通貨がまだ送信されていない時のキャンセル方法について説明しておきます。
Coincheckのアプリで送金処理を行った後に届いたメール。

取引履歴から送金情報を確認するが送金されていないことが確認できる。

Coincheckアプリ 送金の取り消し方法
2.1
コインチェックのアプリを起動させ、「メニュー」を選択します。

2.2
「取引履歴」を選択します。

2.3
送金状態を確認したい履歴を選択します。

2.4
「送金をキャンセルする」

2.5
送金が完了された旨が表示される。

最後に
顧客の仮想通貨をホットウォレットに保管していたのと、マルチシグを使っていなかったのはCoincheckの管理方法に問題があったと言わざるを得ません。
Coincheckが推奨している二段階認証をCoincheck自身が行っていなかったようなものです。
しかし起こってしまったものはどうしようもありません。
Coincheckが自己資産で補償するという体力にもびっくりはしましたが、まずは誠意ある対応をしてくれたと筆者は思っています。
NEMで返してくれるのが一番望ましいですが、おそらくそれは問題があるのでしょう。
補償してくれることは明確になりましたが、補償が実施される時期については書かれていないので、その時を待ちましょう。
またCoincheckさんから続報が出たらその内容について触れてみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【1月29日】 NEM盗難事件後のCoincheckの対応
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
2018年1月26日にCoincheckでNEMが盗難されたことが発覚しました。
1月28日にCoincheckから追加で発表された事項をお知らせします。
またCoincheckのサービスが再開されるまでに私たちができることをまとめました。
※最新情報の取得にはTwitterが便利です。
1月28日のCoincheckからの発表
NEMの入金制限
入金しても反映されません。
詳細は以下をご参照ください。
【お知らせ】
現在、JPYを除く、取り扱い通貨全ての入金を一時停止しております。大変ご迷惑をおかけしてりますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。https://t.co/caNpzT88ZO— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 28, 2018
考察
1月28日10:47にBCHをテスト送金してみましたが、コインチェックでの送金処理が完了せず送金できませんでした。
Coincheckのほとんどのサービスが止まっている状態であり、再開のスケジュールは発表されていません。
やきもきされている方も多いかと思いますが、サービス再開は待つしかありません。
確かにCoincheckの管理はずさんでしたが、仮想通貨投資は自己責任。
これを機にハードウォレットを導入することをおすすめします。
仮想通貨の分散管理を推進することが今できることです。
Coincheckの盗難事件を受けてハードウォレット が飛ぶように売れているようです。
サービスが再開されると安心すると同時に、また盗難事件が起こらないか不安になると思います。
サービスが再開されると同時に仮想通貨資産をハードウォレットに送金できる準備をしておきましょう。
完全なオフライン状態で保管することが安心につながります。
仮想通貨をハードウォレット に送る際は、送金手数料がかかっても必ずテスト送金を実施することをおすすめします。
アフェリエイトプログラムの停止
アフェリエイトプログラムが停止されました。
仮想通貨投資のみを行われている方には関係のないことです。
詳細は以下をご参照ください。
【アフィリエイトプログラム】一時停止について
2018年1月28日15:00ごろより、Coincheckアフィリエイトプログラム一部機能が一時停止いたしますことをお知らせいたします。https://t.co/I9vjjMVvo4— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 28, 2018
考察
アフェリエイトとはウェブサイトで商品を紹介しユーザーが購入したら、サイトの保有者に報酬が支払われるシステムです。
ブログやアフェリエイトサイトなどのウェブサイトでCoincheckの紹介をしている方には関係があります。
今の状態でCoincheckにアカウント登録をする人はほとんどいないと思われます。
もし仮想通貨取引所のアカウントはCoincheckだけという方は資産の分散管理のために複数の取引所のアカウントを保有することをおすすめします。
ハードウォレットは取引所のアプリに比べると使い方が難しいため、手軽に行えるリスクヘッジとなります。
日本最大手の取引所bitFlyer、とNEMの取扱量の多いZaifをおすすめします。
Coincheckの事件発覚からの経緯
【1月26日】
・約620億円相当のNEMが盗難されていることが発覚
・Coincheckが記者会見を開き、セキュリティが甘かったことが露呈
・顧客資産をインターネットから隔離された環境に保管しておくべきだったのがインターネット上に保管されていた
・NEMの採用を拡大することを目的としているNEM財団の推奨するマルチシグと呼ばれるセキュリティ方法を採用していなかった
・顧客への補償などの対応は検討中
【1月27日】
・CoincheckでNEMを保有していた人全員に88.549円×NEM保有数を補償することを発表
・補償開始の時期は明記されず
最後に
Coincheckの管理体制は枠買ったとしか言いようがないですが、一番悪いのは盗んが人です。
Coincheckは今のところ迅速で誠意ある対応をしていると筆者は考えています。
セキュリティ対策を万全にしてのサービス再開と補償の時期を可能な限り早くしてもらいたいものです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【1月30日】Coincheckに対して金融庁が業務改善命令
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
1月29日の17時過ぎにCoincheckより新たな発表がありました。
具体的内容はリンクを見ていただければと思います。
内容としては、当たり前のことをちゃんとやってねって感じです。
当社に対する金融庁の業務改善命令について | コインチェック株式会社 https://t.co/0b9mvKJaTi
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 29, 2018
Coincheckに現金と仮想通貨資産を預けている身としては早く業務を再開して欲しいところですが、もちろんこれ以上盗難に遭わないことと万全のセキュリティ面を構築してもらうのが優先です。
あまりに当たり前な内容の業務改善命令なので拍子抜けしましたが、金融庁がCoincheckのことをある程度信用しているからなのかな、とも感じました。
2月13日までに書面で報告、とあるのでこの日がサービス再開と補償開始の一定の目安になるかと考えています。
また30日になりキャンペーン一時停止のお知らせが。
こちらは日時を明記していますが、ユーザーにとってもコインチェックにとってもサービス停止に比べたら小さなお知らせです。
【各キャンペーン一時停止のお知らせ】
2018年1月30日より、コインチェック株式会社の提供する各キャンペーンを一時停止いたしますことをお知らせします。https://t.co/yznEz19eyC— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 30, 2018
最後に
30日午前0時過ぎにネットニュースで憶測の部分が多いCoincheckに関するネガティブなニュースが流れ、一時TwitterやNEMのコミュニティで少し波風が立ちました。
公式発表がないと、根拠の少ないニュースと分かっていても心を乱されてしまうものなのかと思いました。
しかしCoincheckからの正式発表がない限り、憶測の域を超えることはありません。
ユーザーは待つことしかできませんが、希望を持って待ちましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【1月31日】Coincheckより数日中に出金再開予定とのお知らせ
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
CoincheckでNEM580億円相当が不正アクセスにより盗難された事件により、同社のサービスが停止している状態が続いています。
数日中に見通しを発表と書いてあり、数日中にサービス再開とは書いてありませんのでご注意ください。
詳細は以下のリンクでご確認ください。
【出金再開の予定につきまして】
現在のCoincheckサービスにおける出金の一時停止につきましては、当社が自主的に行っている措置でございます。数日中にも再開に関する見通しをお知らせいたしますため、今暫くお待ちくださいますようお願い申し上げます。https://t.co/imnlEV9OoW— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) January 30, 2018
最後に
コインチェックは地に落ちた信用を取り戻そうと毎日何らかの情報を発信しているように感じます。
特に迅速に補償を発表したこと、と今日のお知らせにより事業を継続したいという意思を感じます。
もしかしたら見当違いの予想かもしれませんが。
コインチェックのいう数日中とは常識的に考えると9日以内でしょうか。
ユーザーができることは出金や送金のサービスが再開された時にどのように資産を分散管理するのかということ。
サービス再開してから考えるのではなく今のうちから考えておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【2月3日】コインチェック 日本円出金の再開の見通しについて
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
日々Coincheckの動向に関する憶測が飛び交っていますが2月3日12:36にコインチェックからのお知らせがありました。
顧客がアカウントに保管している日本円は金融機関の顧客専用講座に保全されており、またアカウントに保有している仮想通貨に関してもホットウォレットからコールドウォレットに保管しているとのことです。
詳細は以下をご覧ください。
日本円出金の再開の見通しについて | コインチェック株式会社 https://t.co/RsxyIzhi63
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 3, 2018
最後に
このお知らせによると全ての仮想通貨がホットウォレットに保管されていたと想像することができます。
つまりコインチェックに預けている仮想通貨資産は全て不正アクセスで盗難に遭う危険性に常にさらされていたことになります。
bitFlyerからもZaifからも顧客資産の管理方法についてお知らせがありましたが、やはり取引所のウォレットに預けておく資産は必要最低限にしておくべきです。
コインチェックのサービスが再開した時にハードウォレットに移せるよう、今から準備しておくことをお勧めします。
またコインチェックのサービス再開時期は未定ですが、再開した時にはアクセスが集中しサーバーがダウンする可能性もあると思います。
サービス再開の時には慌てずに安全に資産を分散管理しましょう。
またコインチェック騒動の後は根拠の乏しい憶測でしかないニュースや噂がネット上で飛び交っていますが、根拠のない情報に振り回されても何も変わりません。
不安を煽るようなニュースやついとはやめてほしいところですが、私はコインチェックからのお知らせなど公式の情報のみを重視するようにしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【2月9日】Coincheckより日本円出金再開のお知らせ
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
久々にコインチェックからのお知らせがありました。
2018年2月13日に日本円の出金を再開するとのことです。
とりあえずはグッドニュースで良かったです。
【日本円出金再開のお知らせ】https://t.co/nGaIh9eGTM
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 9, 2018
考察
今の所コインチェックは迅速に誠実に対応しているとの印象を私は持っています。
もちろんNEMの保管にマルチシグを導入せずホットウォレットに仮想通貨を保管していたというのは論外ですが、起こってしまったことはどうしようもありません。
コインチェックの元社員が内部告発とか計画倒産とか、補償発表したらしたでどんだけ儲かってたんだとか、憶測ばかりが流れていますが所詮は憶測の域を出ません。
基本的にはコインチェックや金融庁の公式発表などを判断基準にしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【2月14日】コインチェックの記者会見の要点とユーザーが今できること
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
不正アクセスによる仮想通貨NEM(ネム)の流出事件についてコインチェックより以下のプレスリリースがありました。
業務改善命令に係る報告書提出のご報告https://t.co/WlygfMA3DI
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 13, 2018
日本円振込のお知らせhttps://t.co/QCMMb2tY7B
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 13, 2018
その後2月13日20時にコインチェックのCOO大塚雄介氏が記者会見を行いました。
本記者会見で大塚氏が報告した内容と記者が質問して明らかになった点についてまとめ、私の考察をまとめました。
記者会見の内容
会見の冒頭で大塚氏は本日の時点で話できることを話しする事と改めて(報告の)機会を設けたい旨を話しした上で主に以下の5点について報告をしました。
・コインチェックとしては事業を継続する意思がある。
・日本円の出金を止めていたものを再開。本日付けで401億円に関して出金指示が終了。今日以降の出金指示も順次対応予定。
・NEM(ネム)の補償時期についてある程度目処が立っており明確な時期が確定したら改めて報告する。
・他の仮想通貨についての送金や売買については外部のセキュリティの専門会社とネットワークやシステムの安全確認ができたら送金売買を再開する予定である。
その後の記者からの質問で明確になったのは以下の点です。
・和田社長が会見にいないのは大塚氏が内容を話する責任を持っているからであり、和田社長はサービス改善にあたっている。
・コインチェックが破綻するんじゃないかとの噂もあったが、コインチェックには事業継続の意思があり見通しも立っている。
・日本円以外の仮想通貨も分別管理されてコインチェックの手元にある。
・責任の所在については改めて報告する。
・(仮想通貨)交換業社に登録できる確信があり、もし登録できなかったら違法なので事業ができないということになると思う。
・流出したネムに関しては捜査の話になるので話できない。
・時期は未定だが顧客の安全対策、原因を改めて報告する
・NEM(ネム)の補償額を見直すことはない。
・NEM(ネム)の補償の資金はコインチェックの自己資金であり手当(用意)できている。
・顧客資産と会社資産を分別管理している。
・売却の機会を逸して損害賠償の動きがあるが、いまの時点でユーザーは売買できずサービス再開を待ってもらうしかなく補償は確認できていない。
記者会見で感じたこと
大塚氏がNEM(ネム)の補償をすることは明言しているが時期を発表できないとの発言に対して記者が「それでも手当てできるって言えるんですか?」という質問に対して「はい」と力強く回答している場面が非常に印象的でした。
顧客が預けた日本円に関しては引き出しが可能になっており、まだ動かすことができないNEM(ネム)以外の仮想通貨資産は分別管理ができており、NEM(ネム)の補償は行うと明言しているのでひとまずは安心しました。
NEM(ネム)という最悪の事態が起こってしまった中で、コインチェックは可能な限りの対応を検討しており誠意を感じたというのが正直な感想です。
今後コインチェックより発表される可能性のある事項
今後コインチェックより発表される可能性のある事項は以下のような内容ではないかと想像しています。
・停止しているサービスの再開時期
・顧客の機会損失への対応
・顧客の安全対策の内容とスケジュール
・ネム(NEM)流出の原因
・経営陣の責任の取り方
いつ次回の発表があるのかは未定ですが、報告はできないが目処が立っているとの発言があったため、遅くとも数週間以内には報告があると期待したいところです。
最後に
別記事でも書きましたが、コインチェックのセキュリティ体制には問題はあったものの怒ってしまったものは仕方がありません。
そして一番悪いのは不正アクセスによりネム(NEM)を流出させた犯人です。
破産などの噂もありましたが、基本的にはコインチェックの正式発表を信じていれば良いのではないかと考えています。
ユーザーが今できることはコインチェックのサービスが再開した時に仮想通貨資産を分散管理するための体制を整えておくことではないかと考えています。
ハードウォレットやウェブウォレット、他の取引所のアカウントを作成しておくなどできることをやっておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【2月17日】Coincheckより問い合わせの多い内容についてのお知らせ
こんにちは。
「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
コインチェックより新たなPRESSが発行されました。
今までの対応、報告してきた内容のまとめのようなPRESSになっています。
要は「今は日本円の入出金とビットコインの売買以外何もできません!補償とサービス再開の日時はもうちょっと待ってください!」という感じです。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
進捗情報の開示、お問い合わせの多い内容についてhttps://t.co/EblU04f8l3
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 16, 2018
想像するに日々コインチェックには既に発表した内容についての問い合わせが多く対応しきれないのではないでしょうか。
このPRESSを時間稼ぎという人もいますが、私には焼け石に水でもPRESSを発表することで問い合わせを減らそうとしているように見えます。
そしてこのPRESSを発表することにより少しでも空いた時間で事業継続に力を注いでいるものと信じています。
最後に
このPRESSが発表された2月16日にZaifがテレビCMを公開しました。
その前日にはビットコインが100万円を回復しており、そのまま上昇気流に乗っているように見えます。
コインチェックの人たちはこの状況を横目に事業継続に向けて尽力されているんでしょう。
セキュリティが甘かったのはお粗末でしたが、この事件をバネに強固なセキュリティとともにサービスを提供してほしいと思います。
セキュリティの問題が解決されることは永遠にないでしょうが、被害に遭ったコインチェックだからこそ提供できる良いサービスが出てくるんじゃないかと期待しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【3月12日】CoincheckがNEMの補償及び一部仮想通貨の出金、売却を再開 LISKは対象外!?
こんにちは!
「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
いよいよCoincheckがNEMの補償と一部仮想通貨の出金、売却を開始します。
相場が低調だったので少しでも良いニュースが出てきて嬉しい限りです。
私は仮想通貨資産を分散管理しているので被害は限定的だったとはいえ資産の一部をコインチェックに預けていたので泣き寝入りせずに済んで良かったと思っています^^;
Coincheckからのお知らせ内容をよく読んでおきましょう。
NEMの補償の場合は自分が補償対象になるのか、出金・売却再開については自分の保有する仮想通貨が対象になっているのかを最低限確認しましょう。
NEMの補償について
2018年3月12日中に補償されるようです。
補償金額や対象など詳細は以下のツイートからご確認ください。
※詳細は以下のツイートをご確認ください。
※CoincheckからNEM補償についてのお知らせのツイート
不正に送金された仮想通貨NEMの保有者に対する補償についてhttps://t.co/2PcWgSOYvL
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) March 12, 2018
考察
これで日本円で返って来ることが確定しました。
Zaifで確認するとNEMが38.8円ほど。
88円で返ってくるので、NEMを買い直す人はある程度いそうですね。

日本円を引き出してZaifに移す人が多いと思われるので、買い直す人は明日Zaifで買うことになるでしょう。
補償される金額が大き目の人は課税対象になる可能性が高いですので注意が必要です。
税金については管轄の税務署にご確認ください。
一部出金、売却再開について
出金、売却できる仮想通貨が決まっていますので内容を確認しましょう。
※Coincheckから一部仮想通貨の出金、売却再開のお知らせのツイート
一部仮想通貨の出金、売却再開のお知らせhttps://t.co/jOx9vYIDEQ
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) March 12, 2018
考察
LISK、FCT、XMR、REP、ZEC、XEM、DASH以外の仮想通貨は出金、売却でき流ようになります。
金融庁のホワイトリストに無いと思われる仮想通貨は出金・売却の対象ではありません。
NEMはホワイトリストにありますが不正アクセスによる流出でCoincheckには残っていないでしょうから対象外なのは分かるとして、気になるのはLISKがリストに入っていないことです。
bitLfyerに上場したことから金融庁のホワイトリスト入りしているのかと思っていましたが、もしかしたらしていないのかもしれません。
ホワイトリスト入りの仮想通貨とは「仮想通貨交換業者に登録された業者が資金決済法状の定義に該当することを確認したもの」となります。
またホワイトリストは金融庁が使っている言葉ではありません。
金融庁が仮想通貨交換業者のリストをホームページで公表していますが、そのリストには業者名と取り扱う仮想通貨の名前が記載されています。
bitFlyerを再確認しましたが3月12日現在LISKは載っていませんでした。
セルフゴックスに注意!
送金ミスなどで資産を無くしてしまうことをセルフゴックスと言いますが、今日明日でセルフゴックスする人が一定数出てくるんじゃないかと懸念しています。
今回の事件を受けてハードウォレットをはじめとするコールドウォレットが注目を集めましたが、出金可能になりCoincheckからハードウォレットに移すことを検討している人がいると思います。
もしハードウォレットへの送金が慣れていない場合は送金手数料が二重になっても、最初にテスト送金を行うことをおすすめします。
送金作業自体は難しいものではありませんが、万が一間違ってもCoincheckもハードウォレットのメーカーも取り合ってくれません。
送金が早いのは仮想通貨のメリットですが、ミスを挽回する余地もなくトランザクションが完了してしまうので注意が必要です。
私はセルフゴックスしたことがないのですが、ツイッターとかブログを見る限りETHを送るつもりがETCを送って消えたとなど、ある仮想通貨を種類の違うウォレットに送金して紛失するケースが多い印象です。
またハードウォレットはPIN CODEやリカバリーフェーズの紛失にも気をつけてください。
完全に自己責任の世界ですので注意してください。
最後に
まだ動かせない仮想通貨はどうなるのでしょうか。
私はLISKを少々Coincheckに残しているので気になるところです。
「ホワイトリスト入りしていない仮想通貨は取り扱ったらいけないでしょうから現金化して返却ということもありえると思います。
そうなったらいつのレートを採用するのかが問題となりそうですね。
まだ終わってはいませんが分散管理と分散投資の重要性を再確認したCoincheck事件でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人
【3月14日】コインチェック(Coincheck)のアプリを使って日本円を出金する方法
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
Coincheckが不正アクセスにより流出した顧客のNEMについて補償を開始しました。
580億円分の補償ってすごいですね。
スカイツリーの総工費が650億円らしいのですが、改めて凄まじい金額ですね
今までは眺めるしかできることはありませんでしたが、久々にCoincheckのアプリを操作する人も多いのではないでしょうか。
2018年3月13日現在Coincheckに日本円を置いておいてもできることはありませんので、一旦出金して銀行に置いておくなり、他の取引所での投資資金に回したりした方がいいと考え出金することにしました。
作業終了から入金確認まで丸一日かかりました。
アプリを使って出金する方法を解説します。
Coincheckから補償が完了したお知らせメールが届く
補償の対象となる人には補償が完了した旨のメールが届きます。
アプリを見るとNEMが無くなり、日本円が増えているのを確認できます。

Coincheckのアプリを使って日本円を出金
2.1
Coincheckのアプリを選択します。

2.2
「メニュー」を選択します。

2.3
「入出金」を選択します。

2.4
「銀行口座に出金」を選択します。

2.5
銀行口座を選択します。

2.6
出金金額を確定し、「出金申請」を選択します。

2.7
「出金申請する」を選択します。

2.8
出金申請が完了した旨が表示されます。

2.9
スマホで口座を確認したところCoincheckからの入金を確認できました。
作業終了から入金確認まで丸一日かかりました。

最後に
とりあえずお金が返ってきてホッと一息です。
Coincheckのセキュリティ体制は確かに良くなかったようですが、その後の対応についてはほぼ100点に近かったのではと感んじています。
大金を預けている人はそんな悠長なこと言ってられなかったのかもしれませんが仮想通貨投資は自己責任。
私はCoincheckで購入した仮想通貨を別のウォレットに移していたので被害は限定的でした。
仮想通貨投資は自己責任。
分散投資と分散管理は必須です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人しんすけ
【4月4日】マネックスグループがコインチェックの買収案提示
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
580億円相当のNEM流出事件のあった仮想通貨取引所コインチェックが事件後支援先を募っていましたがマネックスグループが買収案を提示したようです。
コインチェック単独では仮想通貨はおろか今抱えている顧客も流出しかねませんし、新規顧客獲得も難しいでしょう。
マネックスグループにとってコインチェックを買収する意味、コインチェックにとってマネックスグループに買収される意味、コインチェックの既存の顧客にとっての意味はどのようなものがあるのでしょうか。
以下のTwitterのようにマネックス証券から公式に発表された情報ではありませんが、日経新聞電子版から報道されたことによりある程度の信ぴょう性を得ているようです。
※マネックス証券のTwitter投稿
当社親会社マネックスグループとコインチェックに関する一部報道について
本日、当社親会社とコインチェックに関する一部報道がありましたが、当社親会社から発表したものではありません。今後、開示すべき事実が決定された場合、当社親会社ウェブサイト公表されます。https://t.co/weGUDAt2Xj
— マネックス証券 (@MonexJP) April 3, 2018
マネックスグループにとってコインチェックを買収する意味
GMOやDMMなど既存の証券会社が次々と仮想通貨取引所に参入する中、マネックスグループは参入していませんでした。
MONEXの名前自体MONEYを一歩前進させるためにYを一つ進んだXとし、新しい時代におけるMONEYとの付き合い方をデザインし提供することを企業理念としています。
Zaifの扱うZENという仮想通貨もYENの一歩先をゆく仮想通貨として名付けられたものですが、同じようなネーミングですね。
マネックス証券の設立は1999年、ZENは2017年にブロックチェーン協会が発表していますので、ZENの方が後発だと思います。
さてそんなマネックスグループですが、新しい時代におけるMONEYとの付き合い方をデザインし提供するということはブロックチェーンは避けて通れません。
2017年10月よりMONEX第二の創業を推進しているとのことなので、自社製のブロックチェーンなり取引所なりを検討していたのではないでしょうか。

そんな中、他の証券会社が取引所を新たに立ち上げる中、コインチェックの不正アクセスによるNEM流出事件が発生。
少し出遅れたマネックスからすると証券会社で培ったセキュリティノウハウでコインチェックのセキュリティに弱いイメージを払拭できれば、買収で一石二鳥です。
ここでいう二鳥は以下の2点
・仮想通貨界への参入
・コインチェックの持つお金持ち且つ用紙に意欲的な顧客リストの取得
買収金額が要になると思われますが、金額次第では他社を巻き返す起爆剤になりえます。
コインチェックにとってマネックスグループに買収される意味
580億円の流出事件でコインチェックとNEMの名前は仮想通貨をほとんど知らない人にも知れ渡りました。
流出したNEMの補償は完了し、事件後凍結していたNEM以外の資産も一部の仮想通貨を除き大部分が動かせるようになりましたが、東京スカイツリーが建てられるほどの巨額の流出事件を起こしたイメージは簡単に払拭できるものではありません。
セキュリティが万全のイメージがある大手証券会社の傘下に入りマネックスの名前がつけば既存の顧客も新規顧客も安心できるかもしれません。
1月26日に不正アクセスが発覚した時にはNEMやCoincheckのコミュニティでは阿鼻叫喚が響き渡りましたが、その時にはまさか580億円もの補償を可能とするキャッシュがコインチェックにあるとは考えもしませんでした。
コインチェックのセキュリティはマルチシグの未導入の他、顧客資産をホットウォレットに保管しているというお粗末なもので責められても仕方がないものです。
しかし私はその後のコインチェックの対応は事件発覚直後の記者会見といい、数日おきの状況報告といい、中間報告の記者会見といい、580億円分の補償といい誠実で迅速なものだと感じました。
つまりコインチェックはまだまだ仮想通貨界で勝負をしたいのだと思います。
そのためには他社の傘下に入るのはやむを得ない選択なのではないでしょうか。
私は分散管理をしていたとはいえ、コインチェックにもある程度保管していましたので被害を受けはしたのですが、大塚COOの気骨のある記者会見の姿を見て応援したい気持ちになりました。
一番悪いのは当然不正アクセスでNEMを盗んだ犯人ですけどね。
コインチェックの既存の顧客にとっての意味
セキュリティの強いイメージのある証券会社の中でまだ仮想通貨取引所事業にまだ着手していないマネックスグループが名乗りを上げたのは納得できる流れです。
その中で今既存の顧客がコインチェックに求めるのは以下の2点。
・使いやすいアプリ
・日本国内の他社で扱っていないアルトコインの扱い
・残りの凍結されている仮想通貨の解除
使いやすいアプリ
bitFlyerのアプリも非常に使いやすいと思いますが、チャートの見え方はCoincheckの方が一歩上手だと思います。
なんかうまく言えませんが私はコインチェックのチャートの方がワクワクします。
事件後はちょっと見え方が変わっちゃいましたが・・・。
※コインチェックの分かりやすいアプリ
日本国内の他社で扱っていないアルトコインの扱い
コインチェックは国内でビットフライヤーに次ぐ利用者がいる取引所だったと思われるのですが、みなし業者でした。
おそらくその理由は金融庁が認可していない仮想通貨を複数扱っていたためです。
NEMは金融庁が認可している仮想通貨ですので、みなし業者であることは今回の流出事件と直接関係はありませんが結果的にみなし業者であることはメディアの格好の餌食になってしまいました。
しかしそのコインチェックだけが扱う仮想通貨には魅力があります。
しかしこの事件が起こってしまった以上、これ以上コインチェックもしくはその事業を引き継ぐ会社が扱うのは難しいのではないかと感じています。
※金融庁が認可している仮想通貨を通称ホワイトリスト入りの仮想通貨と言いますが、ホワイトリストとは金融庁が使っている言葉ではありません。また私が金融庁のホームページを見る限り金融庁の認可する仮想通貨一覧のようなリストは存在しません。金融庁が定める仮想通貨交換業者(みなし業者ではない金融庁のお墨付きの業者)の扱う仮想通貨の一覧が確認できます。
残りの凍結されている仮想通貨の解除
匿名系の仮想通貨を中心にまだ凍結が解除されていない仮想通貨があります。
これらは金融庁が認可していないと思われるため、再度売買できるようになる可能性は低いのではないかと想像しています。
適切なレートでコインチェックが円換算し顧客に還元するのではないかと予想しています。
最後に
私はコインチェックにはこのまま終わってほしくないと思っています。
事件が起きた直後は正直「何してくれてるんだ」と思いましたが、誰でも白金巣に会いたくてあっているわけではないんです。
他の取引所は(うちの会社の同様のハッキングが来ても全く問題なかったよ!)と思っているか(うちじゃなくてよかった・・・)と思っているか真実は分かりません。
事件後にマルチシグを急いで導入した取引所もありましたし、コールドウォレットに保管していると対外的に入っていながらホットウォレットに保管している取引所もいるかもしれません。
しかしこういう被害にあっても所詮は自己責任なんです。
だから仮想通貨は余剰資金でやりましょう。
生活に影響のある資金をつぎ込むと、コインチェックを必要以上に恨んだりしかねません。
人間不遇に遭うと誰しも他人のせいにしたくなるものですが、自分以外の人は親であれ自分の人生を保証してくれません。
でもリスクを取らなければチャンスもない。
リスクヘッジと勉強と実践を怠らず前に進みましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【4月6日】コインチェック、マネックスグループの完全子会社化へ
先日の日経新聞電子版の報道の通りコインチェックがマネックスグループの完全子会社化となりました。
2018年4月6日にコインチェックからの公式発表があり、子会社化の背景、取締役と監査役構成の解説、新任取締役のプロフィールの紹介、そして今後の取り組みが記載してあります。
コインチェックは着実に業務再開への道筋を辿っています。
※コインチェックのツイート
コインチェック株式会社、マネックスグループ株式会社の完全子会社化及び新経営体制のご報告https://t.co/B18mtGPauc
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) April 6, 2018
※マネックス証券のツイート
当社親会社マネックスグループは、コインチェック社の完全子会社化を決定しました。両社には、テクノロジーを使って未来の金融をデザインし、新たな価値を提供するというビジョンがあり、お客様のために仮想通貨事業を発展させたいと考えています。https://t.co/weGUDAt2Xj
— マネックス証券 (@MonexJP) April 6, 2018
完全子会社化のお知らせで注目した2点
私が気になったのは記者会見を行った和田社長と大塚取締役がどうなるのかということと、コインチェックがいつサービス再開するのかということです。
NEM流出で記者会見を行った和田社長と大塚取締役COOが退任
コインチェックの創業者であり代表取締役でもあった和田晃一良氏と共同創業者であった大塚雄介取締役COOは経営責任を取り退任しシステムなどの担当として業務執行にあたるとのことです。
コインチェックの文書によると和田氏と大塚氏は執行役員に名を連ねています。
執行役員とは役員待遇の従業員。
執行役員とは一般的に取締役会などで決定した重要事項の実行に専念する実行部隊のトップ。
和田氏と大塚氏は執行役員としてシステム等の担当に当たるとのことです。
考察
コインチェックの直感的で分かりやすいアプリはユーザー思考で他の取引所とは一線を画しているものでした。
一方セキュリティ面は流出事件が示してしまった通り疎かであったのは否めません。
高いユーザビリティのアプリを構築した和田氏と大塚氏はシステム業務に専念し、セキュリティの部分は証券やFXで培ったマネックスグループのノウハウで対応する。
現時点では最良の選択のように見受けられます。
※使いやすいコインチェックのアプリ
コインチェックの今後の取り組み
文書の最後には「今後の取り組み」という項目がありましたが、「顧客保護を徹底した経営戦略などの見直しを進めて参ります。」と記述があるのみで、具体的な内容やスケジュールは記載されていませんでした。
考察
私がコインチェックの今後の取り組みで気になるのは以下の4点です。
・新しいセキュリティ体制の概要
・サービスの再開はいつなのか
・金融庁のホワイトリストに無くコインチェックが扱っている仮想通貨の今後の取り扱い
・マネックスグループの傘下に入ることで新たなサービスが追加されるのか
今までのコインチェックの公表のテンポからすると数週間のうちに新たな発表があるのではないかと思われます。
最後に
マネックスグループも他の証券会社が次々とか仮想通貨業界に進出する中、出遅れた感があったのかもしれません。
その中、資産があり仮想通貨投資を行っている顧客リストとユーザビリティの高いアプリを買収した上で仮想通貨業界に進出できるのであれば数十億円での買収は安いと思います。
コインチェックが約580億円分の補償金を自己資金で賄ったことからも予想できます。
ポイントはマネックス傘下に入ることでセキュリティが万全であるイメージをいかに示せるか。
今後のコインチェックの発表に注目したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【4月6日】コインチェックがAugur/REP, Dash/DASH, Zcash/ZECの出金、売却を再開
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
コインチェックからマネックスグループの完全子会社になったとのお知らせの約2時間後、Augur/REP, Dash/DASH, Zcash/ZECの出金、売却を再開したとのお知らせがありました。
これで残るはMonero/XMRとNem/XEMですがNem/XEMは全額不正アクセスにより流出しているので実質Monero/XMRのみですね。
※コインチェックのツイート
一部仮想通貨の出金、売却再開のお知らせ(REP、DASH、ZEC)https://t.co/fB36eZB5Ag
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) April 6, 2018
Augur/REP, Dash/DASH, Zcash/ZECの出金、売却を再開
今回出金、売却が再開となったAugur/REP, Dash/DASH, Zcash/ZECに加えてFact/FCT, Monero/XMR,の計5種類は金融庁のホワイトリストにありません。
考察
また特にDash/DASH, Zcash/ZEC, Monero/XMRは仮想通貨の中でも特に匿名性が強く、金融庁もホワイトリスト入りに慎重になっているのではと考えています。
もし金融庁が上記の計5種のホワイトリスト入りをしない場合、今後コインチェックはみなし業者のままです。
しかしみなし業者のままであるということは法律違反になるので業務ができないとの認識を大塚取締役COOが記者会見で話していますし、親会社となるマネックスグループも許さないでしょう。
よってこれら5種の購入はできず、出金、売却のみできる状態が続く、もしくは一定期間内に売却するようになる、一定期間がすぎると強制売却になるなどの措置が想像されます。
コインチェックは金融庁の定める仮想通貨交換業社への登録が必須条件でしょうから、そのために金融庁から出される条件は交渉しながらも全て受け入れることと想像します。
最後に
今後の流れとしては
①Monero/XMRの出金、売却の再開
②仮想通貨交換業社への登録完了
③全てのサービス再開
といった感じでしょうか。
今回のお知らせの最後には以下のような文面があります。
引き続き一時停止としております取引機能、新規ご登録等に関しましては、態勢が整い次第再開してまいります。詳細につきましては、見通しが着き次第お知らせをいたします。
出典元はこちら
取引機能(特に購入機能)と新規登録について態勢が整い次第再開とあります。
早く見通しを立てて全てのサービスを再開してほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
【5月18日】ユーザーが今できることは?コインチェックより一部仮想通貨取扱い廃止のお知らせ
こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
2018年5月18日14:00前にコインチェックよりMonero/XMR、Augur/REP、Dash/DASH、Zcash/ZECの取扱いを廃止するというお知らせがありました。
コインチェックでこれらの仮想通貨を保有している方は売却するか他の取引所やウォレットに移動させなければなりません。
コインチェックからのお知らせは以下の通りです。
【一部仮想通貨の取り扱い廃止のお知らせ】https://t.co/HcVZdtkFdb
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) May 18, 2018
ユーザーができる対策
コインチェックが扱いをやめるだけであって、Monero/XMR、Augur/REP、Dash/DASH、Zcash/ZECが無くなるわけではありません。
そこのところを混同しないようにしましょう。
日本円に変える
Monero/XMR、Augur/REP、Dash/DASH、Zcash/ZECを保有したくないのであれば6月18日までにコインチェックで日本円に交換しましょう。
一番いいレートを狙って交換したいと思いますが、6月18日になるとその時の価格で強制的に日本円に交換されます。
海外の取引所やハードウォレット はよく分からない!という方は今から6月18日までの一番いいレートで売った方が良いでしょう。
他の取引所に送金
Monero/XMR、Augur/REP、Dash/DASH、Zcash/ZECを扱っている取引所は日本にはないので海外の取引所に口座を開設し、送金すれば保有し続けることができます。
取引所に預けているということはコインチェックの不正流出事件、取引所の倒産によって預けている資産を紛失してしまうリスクがあることを認識しておく必要があります。
また日本円に交換する場合は海外の取引所でBitcoin/BTCやEthereum/ETHなど日本の取引所で日本円に交換できる仮想通貨に交換する必要があります。
Binance、CoinExchange、HitBTC、Cryptopiaなどでは匿名系の仮想通貨を扱っています。
※各取引所名を選択すると登録画面に移ります。
海外の取引所でこれらの仮想通貨を保有し続けるのであれば上記から登録してみてください。
これを機に海外の仮想通貨に興味を持つ人も増えるかもしれませんね。
海外の取引所で仮想通貨の取引をお考えの方は本サイトのどきどき草コインシリーズをぜひご覧ください。
新たに取引所の口座開設をする場合は二段階認証の設定をお忘れなく。
スマホでBinance(バイナンス)に登録する方法
スマホでCOINEXCHANGE(コインエクスチェンジ)に登録する方法
スマホでHitBTC(ヒットビーティーシー)に登録する方法
スマホでCryptopia(クリプトピア )に登録する方法
ハードウォレットに送金
ハードウォレットに置いておくのであればTREZOR、Ledger nano Sを購入しましょう。
両方ともZcash/ZECとDash/DASHは保管できます。
Monero/XMR、Augur/REPを保管できるハードウォレットは探していないのもあって分かりませんので、保管するつもりの方は調べてください。
いつの日にか日本円に戻すつもりであれば海外の取引所にも口座を解説しておく必要があります。
コインチェックでの上場廃止後に日本円に戻したい場合は、以下の手順を踏む必要があります。
- ハードウォレットから海外の取引所に仮想通貨を送金
- Bitcoin/BTCやEthereun/ETHなど日本の取引所で日本円と交換ができる仮想通貨に交換
- 日本の取引所に送金
- 日本の取引所で日本円に交換
考察
コインチェックが仮想通貨交換業社に登録できずみなし業者となっていた主要因は匿名系の仮想通貨を扱っていたためと思われます。
金融庁のホワイトリストに載っていなかった匿名系の仮想通貨を切り離したということですね。
金融庁はこれからもこれらの仮想通貨を日本の取引所が扱うことを認める可能性は低そうです。
これらの仮想通貨を扱っている限りコインチェックは金融庁の定める仮想通貨交換業社に登録することはできません。
最後に
仮想通貨交換業社への登録に大きな一歩を踏み出しましたね。
日本の他の取引所で扱っていない仮想通貨を扱っているのもコインチェックの大きな魅力の一つだったのですが580億円もの不正流出事件が発生してしまえばしょうがないでしょう。
Zaifなんかは独自性のある銘柄を取り揃えていますが、仮想通貨業界の創世記にうまいこと自社の扱う仮想通貨を金融庁に認めさせたんでしょうか?
Zaifトークンも金融庁のホームページに明記されていますからね。
コインチェックはなぜそういうことができなかったのかという疑問も残りますが後の祭り。
これからのコインチェックの復帰を祈ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ
最後に
何にせよハッキングが起きた後にユーザーができることは何も無いことが体感としてよく分かりました。
とはいえコインチェックの後のZaifのハッキング事件では新たに仮想通貨に興味を持つ人が減ってしまうかもしれません。
当然投資は自己責任ですが、取引所があまりに弱すぎる印象です。
仮想通貨の歴史は仮想通貨にまつわる犯罪の歴史でもあります。
これからもこの攻防は続いて行くでしょう。
一投資家ができる一番簡単な対策は分散管理の徹底です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ