Zaifの運営会社テックビューロが解散 Zaifはフィスコに譲渡

こんにちは。「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。

10月10日にZaifより新たに公表がありました。

意訳すると以下のようになります。

  • Zaifの事業をテックビューロからフィスコに譲渡する
  • 事業譲渡の手続きが完了したらテックビューロは解散する
  • 消失した顧客資産は補償される予定である

※詳細は以下をご確認ください。

 

Zaifのサービスはフィスコの元で継続され補償も実施される予定とのことなので今の時点でユーザーの損害は最小限に抑えられると思います。

今年の2月には剛力彩芽を使ってテレビCMも出していたテックビューロは無くなっちゃうんですね。

ちょっと残念ですが仕方ありません。

さてこの解散が私たち投資家にどんな影響があるのか考えてみました。

ここまでのZaifの対応

9月20日にハッキングにより仮想通貨が消失したと公表してから今までZaifからは様々な講評がありました。

時系列で振り返ってみます。

9月20日 ハッキングで67億円が流出したことと顧客資産の補償を行う方針であることを公表
9月25日 金融庁より業務改善命令
9月27日 金融庁に業務改善計画書を提出
9月28日 新規口座受付の一時停止
10月1日 進捗状況を公表
10月5日 Nem/XEMをコールドウォレットに移管
10月11日 Zaifをフィスコに譲渡し、その後テックビューロを解散することを公表

Nem/XEMをコールドウォレットに移動

驚いたのは10月5日にNem/XEMをコールドウォレットへ移管したことです。

「今までコールドウォレットで保管してたんちゃうんかい!」という印象です。

2018年1月26日にcoincheckで580億円分のNem/XEMが流出しましたが、その要因はコールドウォレットにNem/XEMを保管していなかったことにあります。

Nem/XEMをホットウォレットと呼ばれる常にインターネットに繋がれた状態のウォレットに置いていたことで、いつでもハッキングされる可能性がある状態だったのです。

Nem/XEMをホットウォレットに置いていた上にマルチシグと呼ばれるセキュリティ上必須の処置を施していませんでした。

Zaifはマルチシグは対応していたと思われますが、ホットウォレットにNem/XEMを保管していたというのです。

coincheckの事件を受けて各取引所は仮想通貨をコールドウォレットに保管し、マルチシグ対応すべき、というのは共通認識になったはずです。

ましてやcoincheckで盗難されたNem/XEMがまだそんな状態だったとは驚きです。

今後のスケジュール

Zaifの公表によると今後のスケジュールは以下の通りです。

10月19日 株主総会
10月22日 広告
11月22日 事業譲渡の実行

11月22日にZaifの譲渡が実行されるということで補償はその後になります。

それまでにも何らかの公表はあるかもしれないのでZaifのツイッターアカウントのフォローは必ずしておきましょう。

ビットコインとビットコインキャッシュは仮想通貨でモナコインは日本円で補償

ビットコイン(BITCOIN/BTC)とビットコインキャッシュ(BITCOINCASH/BCH)については消失した数量に相当する仮想通貨の調達を完了したとあります。

モナコインは消失した分量に相当する仮想通貨を市場から調達することが著しく困難であったため、「1MONAコインあたり144.548円」で補償するとのことです。

注意が必要なのはモナコインに関しては消失せずに残った約6割の部分についてはモナコイン で返還、約4割の消失した部分については日本円で支払い、ということです。

もしあなたがモナコインを100MONA持っていたとしたらあなたのアカウントでは約60MONAはそのままです。残りの約40MONAがアカウントから減り、その代わりに日本円が40×144.548円=5781.92円増えることになります。

支払い方法も具体的になってきたのでよほどのことが無い限り保証が実行されないと言うことは無いと思われます。

あとは保証が実行される時期の公表を待つのみです。

11月22日を待たずして保証が実行される日が公表されることも考えられますのでZaifのツイッターアカウントはチェックしておきましょう。

ちなみに私はビットコインとビットコインキャッシュはZaifのアカウントに入れていませんが、モナコインは毎月1000円分積み立てで買っています。

現在私がZaifのアカウントに預けていたモナコインは32.5MONA。

6割に相当する19.5MONAがアカウントの残り、残りの4割の13MONAが無くなる代わりに

13MONA×144.548円=1879.12円が増えることになりそうです。

※筆者のアカウント画面

記者会見が行われる予定がない

もう少しでハッキング発生から1ヶ月が経とうとしていますが、記者会見が行われる予定は無いようだと各メディアは伝えています。

私個人的には記者会見があっても何が変わるわけでもないので、説明責任さえ果たせばいいのではないかと考えています。

そんなに記者会見って大事なものなんですかね?

なんかただの晒し者って感じがして見るのも気分悪いですし。

記者が強気で質問するのも聞いていて気分が悪いので、自分に関係のある箇所以外はなるべく聞きたく無いものです。

10月11日新聞各紙が朝刊で報道

9月20日にZaifが不正流出を公表した時には各社2面くらいには出ていたのですが、今回のテックビューロ解散についてはだいぶ奥の方の記事になっていました。

もう世間ではほとんど忘れられているんでしょうね。

記事の内容はZaifが公表したものを噛み砕いて解説したようなものでした。

次仮想通貨が紙面に大きく取り上げられるときはHappyなニュースであってほしいものです。

※2018年10月11日朝刊

今後の仮想通貨取引所はどうなっていくのか

ZaifやbitFlyer、coincheckなど仮想通貨のためにできた会社が瀬戸際にいます。

bitFlyerでハッキングの被害は確認されていませんが、新規口座開設の審査が甘すぎたため現在は新規口座開設を見送っています。

しかし特にこの3社は日本の仮想通貨界を引っ張ってきた3社です。

金融のセキュリティに関する知識と経験がなかったためにこのような事態に陥っているのかもしれません。

解散するZaifからは人材が流出するでしょうからその人材の獲得合戦も水面下で始まっていることでしょう。

大きなハッキング事件を経験下プログラマーが他の取引所でその経験を活かしてより強固なセキュリティ体制を構築していただきたいものです。

現在仮想通貨取引所の合言葉は何をおいてもセキュリティです。

しかしいくら取引所がセキュリティを強化しても私たちユーザーが、各取引所のセキュリティ体制を理解し評価しなければいけません。

また一つの取引所に仮想通貨資産を置いておくリスクはcoincheckとZaifのハッキング事件で明確になりました。

仮想通貨投資を行うのであれば複数の取引所で口座を開設し、資産を分散しておくことが有効なのです。

またいくらセキュリティが万全な取引所でも100%安全ということはあり得ません。

仮想通貨に大きな金額を投資するのであれば自分のコールドウォレット(TREZORLedger NanoSなど)を使いこなすとより万全です。

bitbankLiquid(旧QUOINEX)など仮想通貨に特化した取引所はコールドウォレットでの仮想通貨管理を徹底しています。

後発で仮想通貨取引所に参入してきた証券会社やFXなどで金融のセキュリティの知識経験が豊富なGMOコインDMM Bitcoinも同様です。

最後に

恐らくは補償されるであろう、という楽観ムードは事件の発覚直後から漂ってはいましたが、忘れてはならないのは世界中のどこかで70億円を盗み出した人かグループがいるということ。

Zaifはcoincheckよりも盗まれた金額が少なく、時期も遅かったためか報道が控えめですが、犯人像が全く浮かび上がってきません。

もう犯人は捕まらないのでしょうか。

仮想通貨取引所はcoincheckがマネックス傘下に入り、Zaifがフィスコに譲渡され淘汰が進んでいます。

ハッキングにより億単位での盗難事件は世界中で発生しています。

またハッキングか・・・と言うには580億円や70億円は金額が大きすぎます。

100%安全な方法など無いのでしょうが、ハッキング事件が起こる頻度や金額が低減しないと仮想通貨業界は大きく発展しないでしょう。

一番の対策は投資家一人一人が仮想通貨に対する知識を身に付ける事でしょう。

  • ホットウォレット
  • コールドウォレット
  • ハードウォレット

投機で仮想通貨を買っている人はブロックチェーンまで理解する必要はありませんが、最低限これらの言葉を他人が納得するように解説できる程度の知識は必要です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ

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