ケニアのモバイル通貨mpesa アフリカの銀行口座を持たない人たちと仮想通貨の可能性

しんすけ

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こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。

あなたのアフリカへのイメージはどんなものでしょうか。貧困、危険、大自然、砂漠と経済的には発展途上なイメージがつきまとうかと思います。

発展途上国では様々なインフラが未整備ですが、先進国のテクノロジーが一気にその未整備の状況を埋めることがあり、その現象のことをLeapfrogと呼びます。

※Leapfrog:直訳はカエル跳びだが意味は馬跳び。

インターネット環境が整っていない国にWi-Fiの技術が導入され、安いスマホが供給されるとインターネットが普及します。

東南アジアなどの発展途上国に行くと人々のインターネットリテラシーの高さに驚きます。

需要をテクノロジーが埋めたためです。

今このLeapfrogがアフリカのお金の分野で起きています。

アフリカではモバイル通貨(仮想通貨に近いもの)が既に普及しています。

その仮想通貨の名はM-Pesa。

MはMobile、Pesaはスワヒリ語(アフリカ東岸部で広く使われている言語)でお金のこと。

M-Pesaは投機が目的ではなく、実社会ではなくてはならないお金(金融インフラ)として保有されています。

実社会のインフラとしてアフリカで使われているモバイル通貨M-Pesaを通じて仮想通貨がもたらす未来についてお伝えします。

アフリカのUnbankedを魅了したM-Pesa

M-Pesaは2007年にケニアの学生が開発した携帯電話用のソフトで、携帯電話のSMS(ショートメッセージサービス)を利用して送金、貯金、支払いができる仮想通貨のようなものです。

SMSが使えればM-Pesaを利用することができるのでスマホではなく携帯電話(フューチャーフォン、ガラケー)でも利用することが可能です。

後にイギリスの携帯キャリアであるボーダフォンによりM-Pesaは利用者層を増やします。

ボーダフォンとケニアの携帯電話会社Safari.comが提携し、更にIBMも加わりサービスを開始しました。

M-Pesaの利用者はM-Pesaの代理店に現金を渡し自分の口座(アカウント)に入金してもらいます。

そのままM-Pesaのまま利用するもよし、現金化するのであれば代理店でID(身分証明書)とSMSを提示するシステムです。

Unbankedとは銀行口座を持たない人たち、非銀行利用者層のことです。

日本は駅やコンビニなどにATMが設置してあり銀行を利用したお金の引き出しや送金などに苦労することは稀ですが、アフリカではそうはいきません。

アフリカではATMや銀行支店などの金融インフラが整っておらず、住んでいる場所によってはATMや銀行支店にたどり着くのも一苦労ということも多々あります。

他にもイスラム教の教えが厳しい国では国で女性は学校にいけなかったり、家の外に出るときには肌を布で覆ったりとルールがありますが、銀行口座を持つことを許されていないケースもあります。

しかしアフリカでも携帯電話は普及しているため、銀行口座は持っておらず携帯電話を持っている人々を中心にM-Pesaが広がりました。

携帯電話があればお金を保存することができ、他にも送金や支払いなど今まで銀行口座が内と難しかったことができるようになります。

アフリカやアジアの新興国でも銀行口座を持たない人たちは大勢います。

需要はあっても供給がなかったところに、通信の力で銀行に変わるM-Pesaが供給されたのです。

今やM-Pesaは給与の支払い、公共料金の支払い、貯金など深く生活に根ざしているお金になっており、M-Pesaが銀行の役割を果たしています。

ケニアではGDPの約4割がM-Pesa、タンザニアでも700万お以上が利用していると言われ他にも南アフリカ、その他アフリカ諸国、さらにはアフガニスタン、インドなどにも広がっています。

エムペサはボーダフォンの管理下にあるためボーダフォンの進出している地域に普及していきます。

エムペサはイギリスの携帯電話会社ボーダフォンの管理下にあり、中央管理体が無いビットコインと大きく違う点といえます。

アフリカでのエムペサから見える仮想通貨の未来

もしあなたがアフリカに生まれ育ったと仮定してみてください。

働いたお金を銀行口座に振り込んでもらっても、ATMや銀行の支店までバスで1時間だと不便ですよね?

となると現金で給料をもらいたくなる。

お給料を家に置いていても治安が良くは無いアフリカでは不安です。

かと言っていつも全てのお金を持ち歩くのも不安です。

こうなるとお金を貯めるのもリスクが大きいため習慣として根づきにくい環境にもなります。

そんな状況でM-Pesaのようなシステムが登場したらあなたは利用するのではないでしょうか。

日本を含む先進国は銀行のシステムが金融インフラとして行き渡っているため、携帯電話上で口座を持つメリットをアフリカの人ほど感じることができません。

それでもATMや銀行支店に行かずとも携帯電話で送受金などができるメリットはありますが、今までずっと使ってきた銀行から仮想通貨に移行するのは事なかれ主義の日本人にしてみれば少し勇気がいることなのかもしれません。

アフリカではこのような土壌があり、M-Pesaのようなモバイル通貨は普及してきています。

ケニアではGDPの半分がM-Pesaとも言われています。

ここでアフリカの人口、銀行口座保有率、携帯電話普及率を見てみましょう。

人口:約12億人(2016年)
銀行口座保有率:約10%
携帯電話の普及率:約60%
インターネット普及率:約30%

銀行口座の保有者も増えはするでしょうが他の3つの上昇率には及ばないでしょう。

アフリカでは今後、銀行口座を持たず、携帯電話を持つ人を中心にモバイル通貨、仮想通貨の普及は進むことでしょう。

ガラケーがスマホに置きかわりインターネットの普及が進むとビットコインなど仮想通貨の存在感が増してくることでしょう。

2010年末にチュニジアに端を発したアラブの春はfacebooktwitterの影響があったとされています。

当時のニュース映像を見てもスマホを持って動画撮影をしている人々が大勢確認できます。

これは発展途上国のほとんどで見られる光景です。

スマホは日本でも最安値のもので数千円から、海外の途上国に行くと更に安いスマホが売っています。

あとはスマホがインターネットとつながればビットコインなど仮想通貨のウォレットを持つことができます。

ビル・ゲイツは「銀行機能が無くなることはないが、今ある銀行は必要なくなる」という内容の発言をしています。

テクノロジーが銀行の代わりの役目を果たすのです。

この動きはアフリカはもとより東南アジアなどでも加速するものと思われます。

最後に

日本だけをみていると本当に普及するのかよく分からない仮想通貨ですが、海外に目を向けてみると普及するような気がしてきませんか?

仮想通貨に国境はありません。

日本だけでなく世界を見渡した時にどうなるのか想像するのは楽しいですよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「どきどきビット」 サイト管理人 しんすけ

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