こんにちは!「どきどきビット」サイト管理人のしんすけです。
ガチホとは中長期保有で利益を出すことを目的とした投資法です。
その由来はガチでホールド、ガッチリホールドなどの略と諸説あります。
投資法というと大げさですが、要は買ったら半年〜数年単位でひたすら放置するというものです。
私は完全にガチホでほとんど売っていません。
既に購入した仮想通貨はガチホしながら、暴落のたびに目ぼしい仮想通貨を買い増して数年後に資産が増えることを夢見ています^^
簡単に思えるガチホですが、人間の心理が加わるとなかなかガチホも難しいものなんです。
仮想通貨は半減期やハードフォークなど、過去の事例をみれば高確率で短期で利益を出すことも可能です。
短期売買が楽しくできる方は短期売買をすれば良いと思いますので、あなたの性格の向き不向きも踏まえて自分の投資スタイルを決めてください。
今回はガチホをする上でのメリットやデメリット、私がなぜガチホしているのかその理由を解説します!
私がガチホする3つの理由
ガチホと決めていても暴落時に耐えきれなくなって売ってしまったりします。
しかし慣れると少々の値動きでも動じなくなってきます。
私は今の所値動きで心が乱されることはなくなりました。
その根拠として以下の②を本気で信じていることは大きいです。
世界的に需要が伸びるから短期の値動きは気になりません。
分離課税はもしそうなったらラッキーくらいに考えています。
- 短期の値動きを気にしなくて済む
- 世界的に見て仮想通貨の需要は伸びると確信している
- 分離課税になると税金が安くなる
短期の値動きを気にしなくて済む
ガチホで重要なのは目標とする年月が経過した時にいくらになっているか。
たとえ昨日買ったものが今日下がっていたとしても気にしません。
仮想通貨投資を始めるとガチホでも頻繁に仮想通貨の値動きを見てしまいます。
数時間で数%の値動きがあるのが普通で、1万円以上投資していると1日で千円以上値動きする日もザラにあります。

仮想通貨は24時間365日相場が動いています。
短期売買で取り組むとなると気が気でなりませんし、勘で売買すると1回は利益が出てもそのうち必ず負けます。
運任せでは極めて難しいので、テクニカル分析や最新情報の取得とその活用に多大な労力がかかります。
中長期で値上がりすると踏んでいるのであれば短期の価格には目もくれず目標とする時期の値段のみを気にしましょう。
もちろんガチホから短期売買への方向転換も戦略の一つです。
世界的に見て仮想通貨の需要は伸びると確信している
私は仮想通貨の本当の価値は以下の3つだと考えています。
- 国際送金の利便性
- スマホは持っているが銀行口座を持っていない人への銀行機能の提供
- 政情・金融不安を抱える国の資金保管先
この3つの価値を必要とする人はすでに世界中に何十億人といます。
あとはその人たちがスマホを手にして仮想通貨のアプリをダウンロードするだけ。
そしてこれらは日本にいると非常に見えにくいもの、というより多くの日本人には必要のない価値だと思います。
ではなぜ仮想通貨に日本人マネーが多いのか。
その答えはもちろん投機です。
日本人投資家の中には仮想通貨の価値を知らずに投資している人が非常に多くいます。
しかしこの3つの価値を理解したら仮想通貨の価値は中長期的に見ると上昇することが分かってきます。
国際送金の利便性
フィリピン人は海外に出稼ぎに出ており、稼いだお金は母国にいる家族にドルで仕送りしています。
また大陸に住む人達にとって国境を跨ぐことは身近な事です。
そういう人達にとって少ない手数料で瞬時に送金できることは大きなメリットとなるはずです。
フィリピンに限らずこれから東南アジアでは人口が増えていきます。
経済規模は人口に比例します。
国境を超えて働く人々はますます増え、国際ビジネスを行う会社も増えていく中で仮想通貨の需要はますます高まるでしょう。
フィリピンの出稼ぎと国際送金についての記事はこちらにまとめています。
スマホは持っているが銀行口座を持っていない人への銀行機能の提供
アフリカやアジアには銀行口座を持たない人達(Unbanked)がたくさんいます。
イスラム教の教えが厳しい国では女性が銀行口座を持つことが許されていません。
しかし彼ら、彼女らははスマホを持っています。
今まで現金は持ち歩くことしかできなかった人たちに仮想通貨を使ってお金を安全に貯める、決済するという機能を提供できるようになります。
アフリカと仮想通貨に関する記事はこちらにまとめています。
政情・金融不安時の資金の避難先
アフリカや中東、アジアでも政府が不安定な国は多く、万が一政府が滅びればお金の価値も無くなります。
2013年のキプロスでは金融危機の時にビットコインに国民の資金が流入しました。
この時ビットコインの価格も跳ね上がりビットコインが一躍有名になった出来事にもなりました。
政情不安を抱える国ではビットコインのATMが普及するなど、仮想通貨が身近にあります。
今後何処かの国で政情・金融不安が起きた時に仮想通貨に大きな資金が仮想通貨に流れることは十分に考えられます。
キプロスの金融危機の時にビットコインが活躍した話はこちらにまとめています。
雑所得が分離課税になると税金が安くなる
今仮想通貨を売って得た利益にかかる税金は雑所得に分類され税金が高くなるのですが、数年後に分離課税という株・fxなどと同じ税率に分類され税率が下がると予想しています。
仮想通貨に関する法整備や国際的な取り決めが進んでいくと日本政府が税制を緩和すると思われます。
法律を整備して前より安全になったから株とかfxみたいに積極的に投資してもいいよ!と国が言うようになるのを待っている感じです。
そうなると市場参入者が増えて価格が上がるかもしれません。
ガチホの人たちの一つの売り時かもしれませんね。

株ではストップ高やストップ安があるのですが、仮想通貨にはありません。
風説の流布に関して取り決めがありません。
マネーロンダリングや違法サイトでの決済方法など犯罪に使われます。
2018年1月には日本の取引所コインチェックで580億円分の仮想通貨が不正アクセスにより流出し、その後も世界では不正流出事件が起こっています。
まだまだ仮想通貨には不安要素があるんですね。
あまり厳しく取り締まるとイノベーションが起こらないが、ある程度取り締まらなければ脱税を含む犯罪を抑制できません。
非中央集権の仮想通貨にどこまで一国の法律が及ぶのかはまだ分かりませんが、2018年3月19日にアルゼンチンで開催されたG20で仮想通貨が議題に上がったように、今後仮想通貨に国際的な取り決めも進んで行くものと予想されます。
ちなみに仮想通貨を短期で売買して一定額以上の利益が出ると確定申告を行う必要が出てきます。
しかも先述の通り今の日本において仮想通貨で得た所得は税率が高い雑所得に分類されています。
確定申告の期間は毎年2月中旬から1ヶ月ですが、非常に面倒です。
仮想通貨投資はボラティリティ(変動幅)が大きいので大きく利益が出る場合もありますが、税金の計算をしてみると手元に残るのは思いの外少ないということも起こり得ます。
2018年4月3日現在は仮想通貨を日本円、ほかの仮想通貨、サービスやモノに交換した時点で課税対象になるので注意が必要です。
雑所得から分離課税になったら市場参加者も増えると思われますので、これも将来的に値上がりする要因の一つと考えています。
税金についての詳細は税務署に聞きましょう。
ガチホのデメリット
- 短期で利益が出せない
- 暴落への対応が難しい
短期で利益が出せない
持っている仮想通貨がハードフォークする、半減期を迎えるなど過去の事例を見ていると高確率で利益が出る場面に出くわすことがあります。
でも売買すると税金面が面倒だし、万一読み違えたら損をする。
方向転換するのは自由ですがガチホを決め込んでいるのであればこういう場面でもホールドしたままです。
私の経験ですが、ガチホして数ヶ月経つと値動きが少し読めるような気がしてきました。
急激な価格上昇が起これば利益確定する人が一定数出てきて一旦下がる。
急激な価格下落が起これば、底値で買い戻す人が出てくるのでちょっと戻る。
そんな時に短期の売買をしたくなり、ちょっとだけトライして見ましたが所詮は付け焼き刃。
思うように利益は出せませんでした。
暴落への対応が難しい
ガチホを決め込むと価格の激しいボラティリティ(変動幅)にも慣れてきて気がつけば価格をチェックする間隔が長くなったりします。
ボラティリティが大きい仮想通貨は暴落が起きると1日で数十%動くこともあり「自分はガチホだから・・・」と暴落を眺めているうちに塩漬けになってしまうなんてこともあり得ます。
暴落の場面ではガチホの信念が試される場面ですが方向転換するのも一つの戦略です。
仮想通貨はボラティリティが大きいため損切りライン(購入価格の◯◯%を割ると売る)を決めるのが非常に難しくなります。
実際に2017年9月にはわずか2週間で40%を超える暴落がありましたが、その後数日で元の価格に戻りさらに12月まで最高値を更新し続けました。
ちなみにあまりの暴落に耐えきれず売ることを「狼狽売り」と言ったり「握力が弱い」と表現します。

最後に
私がガチホを決め込んでいられる最大の理由は余剰資金で投資をしているからです。
(無くなったらしょうがない。でももし数年後に大きく増えてたら嬉しいな。)
程度に考えています。
2017年9月や12月に暴落しているときは焦りました。
でも今の価格は関係なくて1年後、3年後の価格が全てなんです。
もしかしたら今の価格なんて1〜3年後に見たら大したピークじゃないかもしれませんし、2017年12月の220万円/BTCなんて価格は二度と見る事がないかもしれません。
要は未来のことなんか誰にも分からないんです。
未来の価格が分か流のであれば誰でも借金してでも買うでしょうからね。
無くなってしょうがないと言っても、ハッキングやセルフゴックスで資産を無くすようなことはしたくないので、分散管理は徹底しています。
分散管理するだけでもかなりのリスクヘッジになります。
リスクヘッジに関する記事はこちらです。
個人の力でも避けられるリスクと、個人ではどうしようもないリスクがあることを知り、時間の余裕があるうちに対処しておきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
「どきどきビット」サイト管理人 しんすけ